18 | | trac.ini の ''[notification]'' セクションで設定できるオプションです。[[BR]](訳注: 0.10 以降では `TracIni` マクロを使用することで正確なオプション一覧を取得できます。以下のリストは必要に応じて `[[TracIni(notification)]]` に置き換えて使用してください。) |
19 | | * '''smtp_enabled''': メール通知を有効にします。 |
20 | | * '''smtp_server''': 通知メッセージに使用されるSMTPサーバ。 |
21 | | * '''smtp_port''': (''0.9 以降'') SMTP サーバが使用するポート番号。 |
22 | | * '''smtp_user''': (''0.9 以降'') SMTP認証アカウントのユーザID。 |
23 | | * '''smtp_password''': (''0.9 以降'') SMTP認証アカウントのパスワード。 |
24 | | * '''smtp_from''': 通知メールの ''Sender''-ヘッダに使用するメールアドレス。 |
25 | | * '''smtp_from_name''': 通知メールの ''Sender''-ヘッダに使用する送信者名。 |
26 | | * '''smtp_replyto''': 通知メールの''Reply-To''-ヘッダに使用するメールアドレス |
27 | | * '''smtp_default_domain''': (''0.10 以降'') ドメイン名を含んでいないアドレスに特定のドメイン名を追加します。完全修飾されたアドレスは修正されません。ユーザの設定からメールアドレスが分からないときに、デフォルトドメインをすべてのユーザ名 / ログイン名に追加します。 |
28 | | * '''smtp_always_cc''': 常に通知メールを送信するメールアドレスのリスト。 ''主に専用MLにチケット更新を通知するのに使用されます。'' |
29 | | * '''smtp_always_bcc''': (''0.10 以降'') 常に通知メールを送信するメールアドレスの一覧。ただし、通知メールの他の受信者からメールアドレスが見えません。 |
30 | | * '''smtp_subject_prefix''': (''0.10.1 以降'') e-mail の subject の前に挿入されるテキスト。デフォルトは "!__default!__" |
31 | | * '''always_notify_reporter''': 報告者フィールドのすべてのメールアドレスに常に通知メールを送信します。 (default: false) |
32 | | * '''always_notify_owner''': (''0.9 以降'') 担当者フィールドのメールアドレスに常に通知メールを送信します。 (default: false) |
33 | | * '''always_notify_updater''': (''0.10 以降'') チケットの更新者に常に通知メールを送信します。 (default: false) |
34 | | * '''use_public_cc''': (''0.10 以降'') To: (担当者, 報告者) と CC: のアドレスのリストがすべての受信者に見えるかどうかを設定します ( デフォルトは ''Bcc:'' で見えません) |
35 | | * '''use_short_addr''': (''0.10 以降'') 通知メールの配信でメールアドレスがドメイン名を含むようにするかどうかを設定します (例 ''@<domain.com>'' で終わらないようにする)。このオプションは SMTP サーバがローカルアドレスをハンドリングでき、ローカルのメールボックスとユーザ名/ログイン名をマップできるような環境、イントラネット内で使用するときに便利です。 |
36 | | * '''use_tls''': (''0.10 以降'') SMTP サーバ経由で通知メールを送信するときに、GMail などの [http://en.wikipedia.org/wiki/Transport_Layer_Security TLS] を使用するかどうかを切り替えます。 |
37 | | * '''mime_encoding''': (''0.10 以降'') 通知メールは常に 7-bit モードで送信されます。このオプションで MIME エンコードの選択ができます。利用可能な値は以下の通りです: |
| 26 | trac.ini の `[notification]` セクションで設定できるオプションです。[[BR]](訳注: 0.10 以降では `TracIni` マクロを使用することで正確なオプション一覧を取得できます。以下のリストは必要に応じて `[[TracIni(notification)]]` に置き換えて使用してください。) |
| 27 | |
| 28 | * '''`smtp_enabled`''': メール通知を有効にします。 |
| 29 | * '''`smtp_from`''': 通知メールの ''Sender''-ヘッダに使用するメールアドレス。 |
| 30 | * '''`smtp_from_name`''': 通知メールの ''Sender''-ヘッダに使用する送信者名。 |
| 31 | * '''`smtp_replyto`''': 通知メールの''Reply-To''-ヘッダに使用するメールアドレス |
| 32 | * '''`smtp_default_domain`''': (''0.10 以降'') ドメイン名を含んでいないアドレスに特定のドメイン名を追加します。完全修飾されたアドレスは修正されません。ユーザの設定からメールアドレスが分からないときに、デフォルトドメインをすべてのユーザ名 / ログイン名に追加します。 |
| 33 | * '''`smtp_always_cc`''': 常に通知メールを送信するメールアドレスのリスト。 ''主に専用MLにチケット更新を通知するのに使用されます。'' |
| 34 | * '''`smtp_always_bcc`''': (''0.10 以降'') 常に通知メールを送信するメールアドレスの一覧。ただし、通知メールの他の受信者からメールアドレスが見えません。 |
| 35 | * '''`smtp_subject_prefix`''': (''0.10.1 以降'') e-mail の subject の前に挿入されるテキスト。デフォルトは "!__default!__" |
| 36 | * '''`always_notify_reporter`''': 報告者フィールドのすべてのメールアドレスに常に通知メールを送信します。 (default: false) |
| 37 | * '''`always_notify_owner`''': (''0.9 以降'') 担当者フィールドのメールアドレスに常に通知メールを送信します。 (default: false) |
| 38 | * '''`always_notify_updater`''': (''0.10 以降'') チケットの更新者に常に通知メールを送信します。 (default: false) |
| 39 | * '''`use_public_cc`''': (''0.10 以降'') To: (担当者, 報告者) と CC: のアドレスのリストがすべての受信者に見えるかどうかを設定します ( デフォルトは ''Bcc:'' で見えません) |
| 40 | * '''`use_short_addr`''': (''0.10 以降'') 通知メールの配信でメールアドレスがドメイン名を含むようにするかどうかを設定します (例 ''@<domain.com>'' で終わらないようにする)。このオプションは SMTP サーバがローカルアドレスをハンドリングでき、ローカルのメールボックスとユーザ名/ログイン名をマップできるような環境、イントラネット内で使用するときに便利です。 |
| 41 | * '''`mime_encoding`''': (''0.10 以降'') 通知メールは常に 7-bit モードで送信されます。このオプションで MIME エンコードの選択ができます。利用可能な値は以下の通りです: |
41 | | |
42 | | '''smtp_from''' か '''smtp_replyto''' の一方 (もしくは両方) が ''必ず'' 設定されていなければなりません。設定されていない場合、 Trac は通知メールの送信を拒否します。 |
43 | | |
44 | | === コンフィグレーションの例 === #ExampleConfiguration |
45 | | |
| 45 | * '''`ticket_subject_template`''': (''0.11 以降'') 通知メールの件名 (Subject) に使用する [http://genshi.edgewall.org/wiki/Documentation/text-templates.html Genshi テキストテンプレート] 。 |
| 46 | * '''`email_sender`''': (''0.12 以降'') `IEmailSender` インタフェースを実装しているコンポーネント名。通知システムは、ここで設定されたコンポーネントを使用してメールを送信します。現在のところ Trac では以下のコンポーネントが提供されています: |
| 47 | * `SmtpEmailSender`: SMTP サーバに接続してメールを送信する (デフォルト)。 |
| 48 | * `SendmailEmailSender`: `sendmail` 互換の実行ファイルを実行してメールを送信する。 |
| 49 | |
| 50 | '''`smtp_from`''' か '''`smtp_replyto`''' の一方 (もしくは両方) が ''必ず'' 設定されていなければなりません。設定されていない場合、 Trac は通知メールの送信を拒否します。 |
| 51 | |
| 52 | 以下のオプションは SMTP でのメッセージ伝送方法を指定するために使用します。 |
| 53 | * '''`smtp_server`''': 通知メッセージに使用されるSMTPサーバ。 |
| 54 | * '''`smtp_port`''': (''0.9 以降'') SMTP サーバが使用するポート番号。 |
| 55 | * '''`smtp_user`''': (''0.9 以降'') SMTP 認証アカウントのユーザID。 |
| 56 | * '''`smtp_password`''': (''0.9 以降'') SMTP 認証アカウントのパスワード。 |
| 57 | * '''`use_tls`''': (''0.10 以降'') SMTP サーバ経由で通知メールを送信するときに、GMail などの [http://en.wikipedia.org/wiki/Transport_Layer_Security TLS] を使用するかどうかを切り替えます。 |
| 58 | |
| 59 | 以下のオプションは `sendmail` 互換の実行ファイルを使用する場合のメッセージ伝送方法を指定するために使用します。 |
| 60 | * '''`sendmail_path`''': (''0.12 以降'') sendmail の実行ファイルへのパスを設定します。ここで指定する sendmail プログラムは `-i` および `-f` オプションを解釈できなければなりません。 |
| 61 | |
| 62 | === コンフィグレーションの例 (SMTP) === #ExampleConfigurationSMTP |
| 72 | === コンフィグレーションの例 (`sendmail`) === #ExampleConfigurationsendmail |
| 73 | {{{ |
| 74 | [notification] |
| 75 | smtp_enabled = true |
| 76 | email_sender = SendmailEmailSender |
| 77 | sendmail_path = /usr/sbin/sendmail |
| 78 | smtp_from = notifier@example.com |
| 79 | smtp_replyto = myproj@projects.example.com |
| 80 | smtp_always_cc = ticketmaster@example.com, theboss+myproj@example.com |
| 81 | }}} |
| 82 | |
| 83 | === メールの件名をカスタマイズする === #Customizingthee-mailsubject |
| 84 | `ticket_subject_template` オプションを使用することでメールの件名をカスタマイズできます。このオプションには [http://genshi.edgewall.org/wiki/Documentation/text-templates.html Genshi テキストテンプレート] を含めることができます。デフォルト値は以下の通りです: |
| 85 | {{{ |
| 86 | $prefix #$ticket.id: $summary |
| 87 | }}} |
| 88 | テンプレートでは以下の変数が使用可能です: |
| 89 | |
| 90 | * `env`: プロジェクトの Environemnt ([http://trac.edgewall.org/browser/trunk/trac/env.py env.py] 参照)。 |
| 91 | * `prefix`: `smtp_subject_prefix` で定義したプレフィックス。 |
| 92 | * `summary`: チケットの概要 (Summary), 概要が変更されている場合は古い値。 |
| 93 | * `ticket`: ticket model オブジェクト ([http://trac.edgewall.org/browser/trunk/trac/ticket/model.py model.py] 参照)。個別のチケット属性は `$ticket.milestone` のように、ドット (.) で区切って (訳注: 英語での) 属性名を加えることで、参照可能。 |
| 94 | |
| 95 | === メールの内容をカスタマイズする === #Customizingthee-mailcontent |
| 96 | |
| 97 | 通知メールの内容は `trac/ticket/templates` の `ticket_notify_email.txt` を元に生成されます。編集した `ticket_notify_email.txt` を Environment の templates ディレクトリに配置することで、カスタマイズすることができます。デフォルトはこのようになっています: |
| 98 | |
| 99 | {{{ |
| 100 | $ticket_body_hdr |
| 101 | $ticket_props |
| 102 | #choose ticket.new |
| 103 | #when True |
| 104 | $ticket.description |
| 105 | #end |
| 106 | #otherwise |
| 107 | #if changes_body |
| 108 | Changes (by $change.author): |
| 109 | |
| 110 | $changes_body |
| 111 | #end |
| 112 | #if changes_descr |
| 113 | #if not changes_body and not change.comment and change.author |
| 114 | Description changed by $change.author: |
| 115 | #end |
| 116 | $changes_descr |
| 117 | -- |
| 118 | #end |
| 119 | #if change.comment |
| 120 | |
| 121 | Comment${not changes_body and '(by %s)' % change.author or ''}: |
| 122 | |
| 123 | $change.comment |
| 124 | #end |
| 125 | #end |
| 126 | #end |
| 127 | |
| 128 | -- |
| 129 | Ticket URL: <$ticket.link> |
| 130 | $project.name <${project.url or abs_href()}> |
| 131 | $project.descr |
| 132 | }}} |
156 | | "quoted-printable" エンコーディングは ラテン系の文字セットで使用すると効果があります。アジア系の文字セットでは、 Base64 エンコーディングに固定することを推奨します。 |
157 | | |
158 | | (訳注: 日本語のメールで主に使用されるエンコードは `ISO-2022-JP` ですが、 Trac が送信する通知メールは `UTF-8` でエンコードされ、さらに `BASE64` か `quoted-printable` で 7bit-safe な形式にエンコードされます。 |
159 | | `ISO-2022-JP` エンコーディングでない日本語のメールは Spam 検出エンジンに誤判定されやすくなる傾向があるようです。 |
160 | | また、 MUA がこれらのエンコードに対応していない場合、たとえ受信できたとしても文字化けしたり表示できない可能性があります。) |
| 243 | "quoted-printable" エンコーディングは ラテン系の文字セットで使用すると効果があります。アジア系の文字セットでは、 Base64 エンコーディングに固定することを推奨します。 (訳注: 日本語のメールで主に使用されるエンコードは `ISO-2022-JP` ですが、 Trac が送信する通知メールは `UTF-8` でエンコードされ、さらに `BASE64` か `quoted-printable` で 7bit-safe な形式にエンコードされます。 `ISO-2022-JP` エンコーディングでない日本語のメールは Spam 検出エンジンに誤判定されやすくなる傾向があるようです。また、 MUA がこれらのエンコードに対応していない場合、たとえ受信できたとしても文字化けしたり表示できない可能性があります。) |
| 244 | |
| 245 | === ''501, 5.5.4 Invalid Address'' エラー === #a5015.5.4InvalidAddresserror |
| 246 | |
| 247 | IIS 6.0 で |
| 248 | {{{ |
| 249 | Failure sending notification on change to ticket #1: SMTPHeloError: (501, '5.5.4 Invalid Address') |
| 250 | }}} |
| 251 | 上記のエラーが trac のログにでる場合、 [http://support.microsoft.com/kb/291828 ここ]を参考に解決してください。 |
| 252 | |