Changes between Initial Version and Version 1 of TracLogging


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Timestamp:
Apr 16, 2010, 5:24:26 PM (15 years ago)
Author:
trac
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  • TracLogging

    v1 v1  
     1= ログ = #TracLogging
     2[[TracGuideToc]]
     3
     4Trac は Python の標準 [http://docs.python.org/lib/module-logging.html ロギングモジュール] (訳注: [http://www.python.jp/doc/release/lib/module-logging.html 日本語ドキュメント]) を使用したシステムメッセージのログ出力に対応しています。
     5
     6ログは [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `[logging]` セクションで設定することができます。
     7
     8== 対応しているログの種類 == #SupportedLoggingMethods
     9
     10ログの出力方法は [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `log_type` オプションで設定されます。以下の値が使用できます:
     11
     12 '''none''':: すべてのログメッセージを抑制する。
     13 '''file''':: ログをファイルに出力する。 [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の ''log_file'' ディレクティブで指定する。
     14 '''stderr''':: コンソールにすべてのログを出力する。([wiki:TracStandalone tracd] のみ)
     15 '''syslog''':: (UNIX) 名前付きパイプ `/dev/log` を通してすべてのログメッセージをローカルの syslog に送信する。 syslog はデフォルトでファイル /var/log/messages に出力される。
     16 '''eventlog''':: (Windows) イベントログに Trac のログを出力する。
     17
     18== ログレベル == #LogLevels
     19
     20出力するログの冗長レベルは [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `log_level` オプションで指定します。ログレベルは出力するログメッセージの最低限のレベルを定義します。レベルには下記の種類があります:
     21
     22 '''CRITICAL''':: 最も重要なエラーのみ。たいていは致命的なメッセージです。
     23 '''ERROR''':: 処理失敗、バグ、エラー。
     24 '''WARN''':: 警告、処理を中断するほどではないイベント。
     25 '''INFO''':: 診断メッセージ。すべてのプロセスについてのログ情報。
     26 '''DEBUG''':: トレースメッセージ、プロファイリングなど。
     27
     28== ログの出力フォーマット == #LogFormat
     29
     30Trac 0.10.4 以降 ([http://trac.edgewall.org/ticket/#2844 #2844] を参照) では、 [wiki:TracIni#logging-section trac.ini] の `log_format` オプションを使用することで、ログエントリーの出力フォーマットを設定することが可能です。フォーマットは [http://docs.python.org/lib/node422.html Python ロギングフォーマッタ変数] を含むことができる文字列です。そのうえ、以下の Trac 特有の変数を使用することができます:
     31 '''$(basename)s''':: Environment のベースネーム
     32 '''$(path)s''':: Environment の絶対パス
     33 '''$(project)s''':: プロジェクト名
     34
     35Note: 変数には、パーセント記号 (`%(...)s`) ではなく、ドル記号 (`$(...)s`) を使用します。
     36
     37デフォルトのフォーマットは以下の通りです:
     38{{{
     39log_format = Trac[$(module)s] $(levelname)s: $(message)s
     40}}}
     41
     42以下は、ログにプロジェクト名を出力する例です (全てのログが同じ場所 (例えば `syslog`) に出力される複数プロジェクト環境で役に立ちます) 。この例では、プロジェクトを特定するのに `basename` を使用しています:
     43{{{
     44log_format = Trac[$(basename)s:$(module)s] $(levelname)s: $(message)s
     45}}}
     46
     47----
     48See also: TracIni, TracGuide, TracEnvironment