Changes between Version 1 and Version 2 of TracInstall


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Oct 12, 2010, 8:57:27 PM (14 years ago)
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trac
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  • TracInstall

    v1 v2  
    1 = Trac インストールガイド 0.11 = #TracInstallationGuidefor0.11
     1= Trac Installation Guide for 0.12 =
    22[[TracGuideToc]]
    33
    4 Trac は Python で書かれており、データベースとして [http://sqlite.org/ SQLite], [http://www.postgresql.org/ PostgreSQL], [http://mysql.com/ MySQL] のどれかが必要です。 Trac は HTML レンダリングのために [http://genshi.edgewall.org Genshi] テンプレートシステムを使用します。
     4Trac は Python で書かれており、データベースとして [http://sqlite.org/ SQLite], [http://postgresql.org/ PostgreSQL], [http://mysql.com/ MySQL] のどれかが必要です。 Trac は HTML レンダリングのために [http://genshi.edgewall.org Genshi] テンプレートシステムを使用します。
     5
     6バージョン 0.12 以降で Trac はローカライズされているため、自分が普段使っている言語に翻訳されているかもしれません。 Trac のインタフェースで別の言語を使用したい場合は、任意のパッケージである [#OtherPythonPackages Babel] をインストールする必要があります。ローカライズの機能を使用するための手順については、このページに記載する [#InstallingTrac Trac のインストール] セクションを参照してください。 Babal がない状態では、通常はデフォルトの英語版が使用されます。
     7
     8新しい言語での翻訳の作成や、すでにある言語での翻訳のエンハンスをコントリビュートした場合は [[http://trac.edgewall.org/wiki/TracL10N TracL10N]] を見てみてください。 (訳注: 日本語の翻訳はすでにコントリビュートされています)
    59
    610Trac のインストールとセットアップに対する一般的な手順を以下に示します。 Trac を特定のシステムにインストールする手順は Trac Project サイトの [http://trac.edgewall.org/wiki/TracInstallPlatforms TracInstallPlatforms] にありますが、 '''まず最初に以下の一般的な手順を読み通して''' タスクの関係を確実に理解してください。
    711
    8 == 簡単な方法 - リリースバージョン向け == #Short-Installareleasedversion
    9 クイックインストールをするためには [http://python.org Python-2.5], [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/EasyInstall#installing-easy-install easy_install], SQlite-3.3.4 がすでにインストールされていなければなりません (各バージョンは、より新しいものでも可)。
    10 {{{
    11 sudo easy_install Trac
    12 }}}
    13 
    14 == インストール条件 == #Requirements
    15 Trac を動作させるためのハードウェア要件は、当然のことながらデータ (Wiki ページ, チケット, リビジョンの数) のボリュームやトラフィックに強く依存します。とても小さなプロジェクトであれば、 500MHz のプロセッサ一つに 128MB の RAM でも SQLite を使って充分動作させられます。高速なハードディスクであればさらに動作が快適になるでしょう。
    16 
     12[[PageOutline(2-3,インストール手順,inline)]]
     13
     14== 依存関係 == #Dependencies
     15=== 必須の依存関係 === #MandatoryDependencies
    1716Trac をインストールするためには以下のソフトウェアパッケージがインストールされていなければなりません:
    1817
    19  * [http://www.python.org/ Python] 2.3 以上
    20    * XML 関連が組み込まれた mod_python を使用する場合、 python-2.5 を使用してください。 expat モジュールがネームスペース化されているので、 apache のクラッシュが引き起こされることがなくなります。 (詳細は [http://www.dscpl.com.au/wiki/ModPython/Articles/ExpatCausingApacheCrash ここ] を参照してください) 。
    21    * RPM ベースのシステムでは、 `python-devel` と `python-xml` パッケージが必要になるかもしれません。
    22    * 注意事項を参照してください。 [http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnWindows/Python2.5 "TracOnWindows/Python2.5"]
    23  * [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/setuptools setuptools] 0.6 以上
    24  * [http://genshi.edgewall.org/wiki/Download Genshi] 0.5 以上 (バージョン 0.4.1 以上という記述は 0.11 のリリース候補以前の場合でした)
    25  * データベースシステムと対応する Python ドライバが必要です。
    26    データベースは SQLite, PostgreSQL, ''MySQL (実験的)'' のどれかが使えます。
    27  * プラグインが必要とする場合は [http://www.clearsilver.net/ ClearSilver] が必要です。
    28 
    29 ==== SQLiteの場合 ==== #ForSQLite
    30 
    31  * [http://www.sqlite.org/ SQLite] 3.3.4 以上を推奨します (Note: Python 2.5.2 には同梱されています)。
    32  * Python-2.5 を使用しないなら [http://pysqlite.org/ PySQLite] が必要です (2.3.2 を推奨します)。 SQLite 2.x を使用する場合 PySQLite version 1.x 、 SQLite 3.x を使用する場合 PySQLite version 2.x がそれぞれ必要です。 詳細は [http://trac.edgewall.org/wiki/PySqlite PySqlite] を参照してください。
    33 
    34 ''Note: 'contrib/trac-post-commit-hook' を使用する場合、 Trac は 0.9 以降、 PySQLite は 2.x が必要です。
    35 
    36 ''Note: Mac OS X のユーザは注意してください; Apple が提供している SQLite は AFP や SMB のようなネットワークファイルシステムでのがいるロックを行うための追加コードが含まれています。このコードは現在のメインラインのソース (3.3.6) では存在しませんので、ソースから SQLite をビルドした場合にこのようなファイルシステムでは正しく機能しないでしょう - 通常は "{{{database is locked}}}" というエラーが発生します。 Apple のコードをベースにした 3.3.6 向けの [http://www.alastairs-place.net/2006/07/sqlite_and_mac/ パッチ] があります。また、 Apple から提供されている別のバージョン (今のところ 3.1.3) を使用するのがおそらく最も良いでしょう。''
    37 
    38 ==== PostgreSQLの場合 ==== #ForPostgreSQL
    39 
     18 * [http://www.python.org/ Python], 2.4 以上 3.0 未満
     19   (Pyhton 2.3 のサポートは、このリリース (訳注: 0.12) で打ち切られました)
     20 * [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/setuptools setuptools], 0.6 以上
     21 * [http://genshi.edgewall.org/wiki/Download Genshi], 0.6 以上
     22
     23また、データベースと、それに対応する Python のバインディングが必要です。
     24データベースは SQLite, PostgreSQL, MySQL のいずれかが使用できます。
     25
     26==== SQLite の場合 ==== #ForSQLite
     27
     28Python 2.5 か 2.6 の場合は、必要なライブラリは同梱されています。
     29
     30Python 2.4 の場合、 pysqlite が必要です。 pysqlite は
     31[http://code.google.com/p/pysqlite/downloads/list google code] から Windows
     32インストーラやソースからのビルド用の tar.gz アーカイブがダウンロードできます:
     33{{{
     34$ tar xvfz <version>.tar.gz
     35$ cd <version>
     36$ python setup.py build_static install
     37}}}
     38 
     39上記の手順で SQLite のコードも展開されバインディングがビルドされます。
     40
     41SQLite 2.x は、もうじきサポートされなくなります。 SQLite 3.x 向けの pysqlite 1.1.x
     42バインディングも、もうじきサポートされなくなるので、 pysqlite 2.x を使うようにしてください。
     43
     44詳しくは [http://trac.edgewall.org/wiki/PySqlite PySqlite] を参照してください。
     45
     46==== PostgreSQL の場合 ==== #ForPostgreSQL
     47
     48下記いずれかの Python バインディングをインストール擦る必要があります:
    4049 * [http://www.postgresql.org/ PostgreSQL]
    41  * [http://initd.org/projects/psycopg2 psycopg2]
    42  * See [http://trac.edgewall.org/wiki/DatabaseBackend#Postgresql DatabaseBackend]
    43 
    44 '''Warning''': PostgreSQL 8.3 は厳密な型チェックメカニズムを採用しています。 Trac で PostgreSQL の バージョン 8.3 を使用するには、 [http://trac.edgewall.org/changeset/6512 trac-0.11] 以降でなければなりません。
    45 
    46 ==== MySQLの場合 ==== #ForMySQL
    47 
    48 '''Warning''': MySQL のサポートは今のところ ''まだ'' 実験段階です。 環境によっては動作しますが、特に unicode の使用と、リポジトリキャッシュのキー長に関して、いくつかの問題が残っています。より詳細な情報は [http://trac.edgewall.org/wiki/MySqlDb MySqlDb] を参照してください。
    49 
    50  * [http://mysql.com/ MySQL] 4.1 以上
    51  * [http://sf.net/projects/mysql-python MySQLdb] 1.2.1 以上
    52 
    53 == 非必須の条件 == #OptionalRequirements
     50 * [http://pypi.python.org/pypi/psycopg2 psycopg2]
     51
     52詳しくは [http://trac.edgewall.org/wiki/DatabaseBackend#Postgresql DatabaseBackend] を参照してください。
     53
     54
     55==== MySQL の場合 ==== #ForMySQL
     56
     57Trac は以下のガイドラインで、 MySQL でも良好に動作するようになりました。
     58
     59 * [http://mysql.com/ MySQL], 5.0 以降
     60 * [http://sf.net/projects/mysql-python MySQLdb], 1.2.2 以降
     61
     62'''非常に''' 重要なことが記載されているので、データベースを作成するときに [http://trac.edgewall.org/wiki/MySqlDb MySqlDb] のページを注意深く読んでください。
     63
     64=== 任意の依存関係 === #OptionalDependencies
    5465
    5566==== バージョン管理システム ==== #VersionControlSystem
    5667
    57 '''Please note:''' Subversion を使用するなら Trac を同じマシンにインストールする必要があります。リモートリポジトリは現在サポートされていません。
    58 
    59  * [http://subversion.tigris.org/ Subversion] 1.0 以上 (1.2.4, 1.3.2, 1.4.2 のいずれかが推奨されます) と '''''対応する''''' Python バインディングに対応しています。トラブルシューティングには [http://trac.edgewall.org/wiki///trac.edgewall.org/wiki/TracSubversion TracSubversion] を参照してください。
    60    * Trac は Subversion のディストリビューションに含まれる [http://svnbook.red-bean.com/svnbook-1.1/ch08s02.html#svn-ch-8-sect-2.3 SWIG] バインディングを使用します。 [http://pysvn.tigris.org/ PySVN] では '''ありません''' (PySVN は時々、標準の SWIG バインディングと混同されることがあります)。
    61    * SWIG バインディングを含まない Subversion が既にインストールされている場合、 Unix であれば `make swig-py` と `make install-swig-py` による Subversion の再構成が必要です。
    62    * Win32 の場合、 [http://subversion.tigris.org/servlets/ProjectDocumentList?folderID=91 pre-compiled bindings] から取得してください。
    63  * サードパーティから他のバージョン管理システムのサポートが提供されています。 [http://trac.edgewal.org/wiki/PluginList PluginList] と [http://trac.edgewall.org/wiki/VersioningSystemBackend VersioningSystemBackend] を参照してください。
     68===== Subversion =====
     69 * [http://subversion.apache.org/ Subversion], 1.5.x または 1.6.x と '''''対応する''''' Python バインディング。 1.2.4, 1.3.2, 1.4.2 のような 1.0 以降の古いバージョンも、今のところ動作します。トラブルシューティングの情報が [http://trac.edgewall.org/wiki/TracSubversion#Troubleshooting TracSubversion] のページに記載されていますので、確認してみてください。
     70
     71主要なプラットフォーム向けに [http://subversion.apache.org/packages.html コンパイル済みの SWIG バインディング] が用意されていますので、通常はこれを使ってください。 Trac は [http://pysvn.tigris.org/ Pysvn] のような新しい `ctype` 形式のバインディングでは '''動作しません'''。
     72
     73
     74'''重要な Note:''' Subversion を使用するなら Trac を '''同じマシン''' にインストールする必要があります。リモートリポジトリは現在サポートされていません。
     75
     76
     77===== その他のバージョン管理システム ===== #Others
     78
     79Subversion 以外のバージョン管理システムのサポートはサードパーティから提供されます。 [http://trac.edgewall.org/wiki/PluginList PluginList] および [http://trac.edgewall.org/wiki/VersioningSystemBackend VersioningSystemBackend] を参照してください。
    6480
    6581==== Web サーバ ==== #WebServer
    66  * CGI が利用可能な Web サーバ (TracCgi を参照してください) または
    67  * [http://www.fastcgi.com/ FastCGI] が利用可能な Web サーバ (TracFastCgi を参照してください) または
    68  * [http://tomcat.apache.org/connectors-doc/ajp/ajpv13a.html AJP] 互換の Web サーバ ([http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnWindowsIisAjp TracOnWindowsIisAjp] を参照してください) または
    69  * [http://httpd.apache.org/ Apache] と [http://code.google.com/p/modwsgi/ mod_wsgi] ([wiki:TracModWSGI] や http://code.google.com/p/modwsgi/wiki/IntegrationWithTrac を参照してください)
    70     * mod_wsgi は非常に新しく、いくらか実験的ですが、これは Apache 1.3, 2.0 または 2.2 で動作するはずで、 mod_python を使用するよりも良いパフォーマンスが出るはずです。
    71  * [http://httpd.apache.org/ Apache] と [http://www.modpython.org/ mod_python 3.1.3 以降] (TracModPython を参照してください)
    72     * mod_python をインストールするときは、開発向けの Python と Apache が必須になります (実際にはライブラリとヘッダファイル) 。
    73 
    74 Trac を Apache と [http://www.modpython.org/ mod_python 2.7] で動かすことも可能です。([http://trac.edgewall.org/wiki/TracModPython2.7 TracModPython2.7] を参照してください) 。このガイドは 0.8.4 以降更新されていないので動作が異なるかもしれません。
    75 
    76 ==== その他の Python ユーティリティ ==== #OtherPythonUtilities
    77  * WikiRestructuredText は [http://docutils.sourceforge.net/ docutils] 0.3.9 以降が必要です。
    78  * '''シンタックスハイライト''' を行うには [http://pygments.pocoo.org Pygments] が必要です。 [http://silvercity.sourceforge.net/ SilverCity] の 0.9.7 以降や、 [http://gnu.org/software/enscript/enscript.html GNU Enscript] なども併せて使用することができます。詳細は TracSyntaxColoring を参照してください。
    79  * [http://pytz.sf.net pytz] からタイムゾーンの完全なリストを取得します。 pytz を使用しなければ Trac は内部実装された短いリストを使用します。
     82Trac にはサーバ機能が組み込まれているので、 Web サーバは必須ではありません。このページに下にある [#RunningtheStandaloneServer スタンドアロンサーバの起動] セクションを参照してください。
     83
     84Trac は下記の要件を満たす Web サーバで動作します。
     85 * [http://httpd.apache.org/ Apache] との組み合わせで
     86   - [http://code.google.com/p/modwsgi/ mod_wsgi], [wiki:TracModWSGI] および
     87     http://code.google.com/p/modwsgi/wiki/IntegrationWithTrac を参照
     88   - [http://modpython.org/ mod_python 3.3.1], TracModPython を参照
     89 * [http://www.fastcgi.com/ FastCGI] が使用可能な Web サーバ (TracFastCgi を参照)
     90 * [http://tomcat.apache.org/connectors-doc/ajp/ajpv13a.html AJP] が使用可能な Web
     91   サーバ ([http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnWindowsIisAjp TracOnWindowsIisAjp] を参照)
     92 * CGI が使用可能な Web サーバ (TracCgi を参照), '''しかし Trac を CGI スクリプトとして使用することは
     93   全く推奨されていません''' ので、上に挙げた方法を選択するようにしてください。
     94   
     95
     96==== その他の Python パッケージ ==== #OtherPythonPackages
     97
     98 * [http://babel.edgewall.org Babel], 0.9.5 以上。
     99   ローカライズの機能を使用する場合は必要。
     100 * [http://docutils.sourceforge.net/ docutils], 0.3.9 以上。
     101   WikiRestructuredText を使用する場合は必要。
     102 * [http://pygments.pocoo.org Pygments],
     103   [wiki:TracSyntaxColoring シンタックスハイライト] を使用する場合は必要。
     104   [http://silvercity.sourceforge.net/ SilverCity] や
     105   [http://gnu.org/software/enscript/enscript.html Enscript] も、今のところ使用できますが、
     106   サポートを打ち切る予定なので、 Pygments を使用してください。
     107 * [http://pytz.sf.net pytz], タイムゾーンの完全なリストを取得する場合に必要。
     108   pytz がない場合、 Trac は内部で定義している
     109   短いタイムゾーンの実装にフォールバックします。
    80110
    81111'''Attention''': これらの依存関係は様々なバージョンで必ずしも置き換えできるとは限らないので、上記のバージョン番号に注意してください。 Trac を動かす上で問題が発生した場合は [http://trac.edgewall.org/wiki/MailingList メーリングリスト] や [http://trac.edgewall.org/wiki/IrcChannel IRC チャネル] で質問をする前にすべての依存関係を再度確認してください。
     
    83113これらのパッケージのドキュメンテーションを参照して、それらが最も上手にインストールできる方法を探してください。また [http://trac.edgewall.org/wiki/TracInstallPlatforms プラットフォーム特有の説明] の多くに、これらの依存関係のインストール方法が記述されています。しかしながら [http://trac.edgewall.org/wiki/TracInstallPlatforms プラットフォーム特有の説明] の情報はあなたがインストールしている Trac より古い バージョンについての説明があることを覚えておいてください (なんと Trac 0.8 に関する説明をしているページもあります)。
    84114
    85 == Tracのインストール == #InstallingTrac
    86 
    87 Trac をインストールする 1 つの方法は `setuptools` を使用することです。
    88 setuptools は subversion のリポジトリから Trac をインストールすることができます;
    89 0.11 のリリースバージョンをインストールするための例を以下に示します:
    90 {{{
    91 easy_install http://svn.edgewall.org/repos/trac/tags/trac-0.11
    92 }}}
    93 
    94 もちろん、ソースディレクトリのトップでの典型的な python セットアップもできます:
     115
     116== Trac のインストール == #InstallingTrac
     117=== `easy_install` を使用したインストール ===#Usingeasy_install
     118Trac をインストールする方法のひとつに `setuptools` の利用があります。
     119setuptools を使用すると、 Trac を Subversion リポジトリからインストールすることもできます;
     120
     121例:
     122
     123 - Trac 0.12 をインストールする:
     124   {{{
     125   easy_install Trac==0.12
     126   }}}
     127
     128 - 開発中の最新バージョンをインストールする:
     129   {{{
     130   easy_install Trac==dev
     131   }}}
     132   Note: 最新のバージョンは十分テストされているとは限りません。
     133   リリースされているバージョンを使用するか、ソースからのインストールをおすすめします。
     134
     135=== `pip` を使用したインストール === #Usingpip
     136'pip' は easy_install のリプレースであり、とても簡単に素早く Python パッケージをインストールすることができます。
     137Trac をインストールして起動するまでに5分程度でできてしまいます:
     138
     139pip によってインストールされる場所を /opt/user/trac とした場合の例です
     140
     141 -
     142{{{
     143pip -E /opt/user/trac install trac psycopg2
     144}}}
     145または
     146 -
     147{{{
     148pip -E /opt/user/trac install trac mysql-python
     149}}}
     150
     151pip では OS 固有のヘッダファイルなとが整備されているため、 PostgreSQL (libpg-dev) や MySQL (libmysqlclient-dev) へのバインディングも自動でビルドされます。
     152
     153また pip は (Genshi, Pygments などの) 依存関係を解決し、 pypi.python.org から最新のパッケージをダウンロードして、 /opt/user/trac の配下にインストールするところまで自動化されています。
     154
     155すべてのコマンド (tracd, trac-admin) は /opt/user/trac/bin の配下にインストールされます。 mod_python (!PythonHandler ディレクティブを使用する場合) や mod_wsgi (!WSGIDaemonProcess ディレクティブを使用する場合) などのファイルも配置されます。
     156
     157加えて、 Trac プラグインのうちのいくつか ([http://pypi.python.org/pypi?:action=search&term=trac&submit=search ここ] で一覧を見ることができます) も pip からインストールすることが可能です。
     158
     159
     160
     161=== ソースからのインストール === #Fromsource
     162もちろんのことながら、ソースコードディレクトリのトップで行う Python の伝統的な setup も動作します。
     163
     164ソースはリリースに一致する .tar.gz や .zip の形式 (Trac-0.12.tar.gz など) で取得できます。また、リポジトリから直接取得することもできます (詳しくは [http://trac.edgewall.org/wiki/SubversionRepository SubversionRepository] を参照してください)。
     165
    95166{{{
    96167$ python ./setup.py install
    97168}}}
    98169
    99 ''Note: このステップを実行するためには root 権限 (または root 権限と同等の権限) が必要です。''
     170''このステップを実行するためには root 権限 (または root 権限と同等の権限) が必要です。''
    100171
    101172この操作で Python のソースコードがバイトコンパイルされ、 .egg ファイルかディレクトリが Python インストールの `site-packages` ディレクトリにインストールされます。
     
    104175このスクリプトは [wiki:TracStandalone tracd] スタンドアロンサーバと一緒に、 [wiki:TracEnvironment プロジェクト Environment] を作成し維持するための [wiki:TracAdmin trac-admin] コマンドラインツールをインストールします。
    105176
    106 ==== 高度なオプション ==== #AdvancedOptions
     177ソースからインストールする場合や、新しい言語で Trac を国際化するためには Babel をインストールしておく必要があります。この場合も `install` を実行するだけです (Babel がインストールされていない状態で、すでに Trac をインストールしてしまった場合でも、 `install` をやり直すことで Babel サポートを有効化できます):
     178{{{
     179$ python ./setup.py install
     180}}}
     181また、 `bdist_egg` を実行すると dist ディレクトリに作成される .egg ファイルをインストール先にコピーしたり、 (`bdist_wininst` の実行によって) Windows インストーラを作成しても構いません。
     182
     183=== 高度なオプション === #AdvancedOptions
    107184
    108185Trac のインストール場所を変えるなどの高度なインストールオプションを知りたければ以下を実行してください:
     
    121198easy_install --prefix=/usr/local --install-dir=/Library/Python/2.5/site-packages
    122199}}}
     200Note: Mac OS X 10.6 上で {{{ easy_install http://svn.edgewall.org/repos/trac/trunk }}} を使用する場合は、オプションを指定しなくても {{{ /usr/local }}} および {{{ /Library/Python/2.6/site-packages }}} にインストールされます。
    123201
    124202上記の例は、 `tracd` と `trac-admin` コマンドを `/usr/local/bin` に、 Trac のライブラリと依存ファイルを `/Library/Python/2.5/site-packages` にインストールします。これらのパスは Apple での Pyhton サードパーティアプリケーションの標準ロケーションです。(訳注: つまり、上記と違うパスにインストールしたい場合のみ、オプションの指定が必要になります)
    125203
     204
    126205== プロジェクト Environment の作成 == #CreatingaProjectEnvironment
    127206
    128 [wiki:TracEnvironment Trac Environment] は Trac が Wiki ページ、チケット、レポート、設定などの情報を保存するバックエンドストレージです。基本的に人間が読み込み可能な構成ファイルと他の様々なファイルやディレクトリで構成されます。
    129 
    130 新しい環境は [wiki:TracAdmin trac-admin] を使用して作成します:
     207[TracEnvironment Trac Environment] は Trac が Wiki ページ、チケット、レポート、設定などの情報を保存するバックエンドストレージです。基本的に人間が読み込み可能な [TracIni 構成ファイル] と他の様々なファイルやディレクトリで構成されます。
     208
     209新しい Environment は [wiki:TracAdmin trac-admin] を使用して作成します:
    131210{{{
    132211$ trac-admin /path/to/myproject initenv
    133212}}}
    134213
    135 [wiki:TracAdmin trac-admin] はプロジェクト名、 [wiki:TracEnvironment#SourceCodeRepository ソースコードのリポジトリ] のタイプとパス、 [wiki:TracEnvironment#DatabaseConnectionStrings データベース接続文字列] など、 Environment を作成するのに必要な情報の入力を促します。これらのオプションを指定せず、空白を入力するとデフォルト値が使用されます。 SQLite がインストールされている場合、データベース接続文字列はいつでもデフォルト値で動作します。バージョン管理システムのリポジトリへのパスを指定しない場合、バージョン管理に関するすべての機能が無効化されますが、基本システムが動いていればいつでもバージョン管理に関する機能を追加することができます。
    136 
    137 また、 ここで指定した値は [wiki:TracIni] 設定ファイルを直接編集することで後から変更できることに留意してください。
    138 
    139 ''Note: Web サーバのユーザアカウントは Environment のディレクトリと、その中のすべてのファイルに対する書き込み権限が必要です。 Linux では、 Web サーバが apache というユーザ、 apache というグループで起動している場合は以下のように入力してください。:''
    140 
    141   chown -R apache.apache /path/to/myproject
    142 
    143 '''Warning: インストールされたファイルの中から trac.cgi を探しても見つかりません。現在のドキュメントは不完全な状態です; trac-admin の 'deploy' コマンドを使う必要があります。詳細は http://trac.edgewall.org/ticket/7312 や http://trac.edgewall.org/ticket/6827 を参照してください。'''
     214[TracAdmin trac-admin] は、プロジェクトの名前や [TracEnvironment#DatabaseConnectionStrings データベース接続文字列] など、 Environment を新規作成するために必要な情報を入力するためのプロンプトを表示します。これらの設定項目について特に変更が必要ない場合は、単に `<Enter>` を押下すると、デフォルト値が使用されます。
     215
     216データベース接続文字列のデフォルトは SQLite が使用されます。 SQLite がインストールされている場合は、他の設定は不要です。
     217他の [http://trac.edgewall.org/wiki/DatabaseBackend データベースバックエンド] を使用する場合は、あらかじめデータベースが使用可能な状態にしておかねばなりません。
     218
     2190.12 以降で Trac は、新しい Environment の作成時に [TracEnvironment#SourceCodeRepository ソースコードリポジトリ] を尋ねないようになりました。リポジトリを後で [TracRepositoryAdmin 追加する] までの間、バージョン管理のサポートは無効化されます。
     220
     221また、 ここで指定した値は [TracIni conf/trac.ini] 設定ファイルを直接編集することで後から変更できます。
     222
     223最後に、 Web のフロントエンドを実行しているユーザアカウントは、 Environment のディレクトリと、その中のすべてのファイルに対する書き込み権限が必要です。 `trac-admin ... initenv` の実行を該当するユーザで実行した場合は、この作業は不要ですが、そうでない場合、ただしユーザに権限を付与する作業が必要になります。たとえば Linux で `apache` ユーザ `apache` グループで Web サーバを起動する場合は:
     224{{{
     225# chown -R apache.apache /path/to/myproject
     226}}}
    144227
    145228== スタンドアロンサーバの起動 == #RunningtheStandaloneServer
     
    150233}}}
    151234
    152 ブラウザを起動して、 `http://localhost:8000/` にアクセスしてください。 tracd が認識しているすべての Environment の簡単な一覧が表示されます。作成した Environment へのリンクにアクセスすることで Trac が動作中であることを確認できます。 Trac でプロジェクトをひとつだけ管理したい場合、以下のように起動することで、スタンドアロンサーバは Environment 一覧の表示をスキップして、直接 Environment を表示します:
     235ブラウザを起動して、 `http://localhost:8000/` にアクセスしてください。 `tracd` が認識しているすべての Environment の簡単な一覧が表示されます。作成した Environment へのリンクにアクセスすることで Trac が動作中であることを確認できます。 Trac でプロジェクトをひとつだけ管理したい場合、以下のように起動することで、スタンドアロンサーバは Environment 一覧の表示をスキップして、直接 Environment を表示します:
    153236{{{
    154237$ tracd -s --port 8000 /path/to/myproject
    155238}}}
    156239
    157 
    158240== Web サーバ上での Trac の起動 == #RunningTraconaWebServer
    159241
    160 Trac に "真の" Web サーバから接続するには 3 つの方法があります: [wiki:TracCgi CGI], [wiki:TracFastCgi FastCGI], [wiki:TracModPython mod_python] です。まともな性能を出すには FastCGI か mod_python のどちらかを使用することが推奨されます。
    161 
    162 また、新しいコードを実行することを恐れていないのであれば [wiki:TracModWSGI mod_wsgi] を実行してみることもできます。 mod_wsgi は mod_python 以上の性能を提供するはずですが、 mod_python に比べ充分テストされたわけではありません。
     242Trac に "真の" Web サーバから接続するには、いくつかの方法があります: [wiki:TracCgi CGI], [wiki:TracFastCgi FastCGI], [wiki:TracModWSGI mod_wsgi], [wiki:TracModPython mod_python] です。まともな性能を出すには FastCGI か mod_wsgi のどちらかを使用することが推奨されます。
    163243
    164244Trac では [http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnWindowsIisAjp AJP] も使用できます。これを使うと IIS とも接続することができます。
    165245
     246==== Trac の cgi-bin ディレクトリを生成する ==== #GeneratingtheTraccgi-bindirectory
     247
     248Trac を FastCGI などで正しく機能させるには、 FastCGI であれば `trac.fcgi` ファイル、 mod_wsgi であれば `trac.wsgi` ファイルが必要となります。これらのファイルは適切な Python コードをロードする Python スクリプトです。 [wiki:TracAdmin trac-admin] コマンドの `deploy` オプションを使用することで生成できます。
     249
     250若干の「卵が先か鶏が先か」問題があります。 [wiki:TracAdmin trac-admin] コマンドが機能するためには Environment が必要なのですが、 deploy には既に存在するディレクトリは使用できません。これに起因して、 Environment は depoly するディレクトリのサブディレクトリを使用することができません。この制限を回避するには次のようにすます:
     251{{{
     252mkdir -p /usr/share/trac/projects/my-project
     253trac-admin /usr/share/trac/projects/my-project initenv
     254trac-admin /usr/share/trac/projects/my-project deploy /tmp/deploy
     255mv /tmp/deploy/* /usr/share/trac
     256}}}
     257
    166258==== プラグインキャッシュの設定 ==== #SettingupthePluginCache
    167259
    168 Python プラグインの中にはキャッシュディレクトリを必要とするものがあります。デフォルトではキャッシュディレクトリは、現在のユーザのホームディレクトリに置かれます。 Trac を Web サーバで動作させている場合、ホームディレクトリを持たない専用ユーザであることが多く (強く推奨します)、プラグインの起動が妨げられることがあります。キャッシュディレクトリの場所を変更するには、環境変数 PYTHON_EGG_CACHE を設定してください。設定方法の詳細は使用しているサーバのドキュメントから参照してください。
     260Python プラグインの中にはキャッシュディレクトリを必要とするものがあります。デフォルトではキャッシュディレクトリは、現在のユーザのホームディレクトリに置かれます。 Trac を Web サーバで動作させている場合、ホームディレクトリを持たない専用ユーザであることが多く (強く推奨します)、プラグインの起動が妨げられることがあります。キャッシュディレクトリの場所を変更するには、環境変数 PYTHON_EGG_CACHE を設定してください。環境変数を設定する方法の詳細は使用しているサーバのドキュメントから参照してください。
    169261
    170262== 認証の構成 == #ConfiguringAuthentication
     
    172264認証のためのユーザアカウントを追加、削除、構成する方法は Trac を起動する方法により異なります。基本的な手順は TracCgi ページの [wiki:TracCgi#AddingAuthentication "認証を追加する"] セクションで説明されていますが、各フロントエンドのための認証をセットアップする方法は、以下のいずれかを参照してください:
    173265
    174  * TracStandalone スタンドアロンサーバ `tracd` を使用する場合
    175  * TracCgi CGI か FastCGI を使用する場合
    176  * TracModPython mod_python を使用する場合
    177 
    178 == Trac 0.11 と SVN を Mac OS X Leopard (10.5) で使用する == #Trac0.11SVNonMacOSXLeopard10.5
    179 
    180  * [http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnLeopardServer TracOnLeopardServer]
     266 * スタンドアロンサーバ `tracd` を使用する場合は TracStandalone
     267 * CGI か FastCGI を使用する場合は TracCgi
     268 * Apache の mod_wsgi を使用する場合は [wiki:TracModWSGI]
     269 * Apache の mod_python を使用する場合は TracModPython
     270
     271
     272== SVN のチェンジセットを Trac のチケットに自動リンクする方法 == #AutomaticreferencetotheSVNchangesetsinTractickets
     273
     274変更をリポジトリにコミットした時に、チェンジセットへのリンクをチケットのコメントに自動で追加するように SVN を設定することができます。コミットメッセージには以下に示すいずれかの書式が含まれていなければなりません:
     275 * '''Refs !#123''' - このチェンジセットへのリンクをチケット !#123 に追加します
     276 * '''Fixes !#123''' - このチェンジセットへのリンクをチケット !#123 に追加し、チケットを ''fixed'' でクローズします。
     277
     278この機能を使用するためには post-commit フックを [wiki:TracRepositoryAdmin#ExplicitSync TracRepositoryAdmin] に記載したリポジトリにインストールし、  commit updater コンポーネントを有効にせねばなりません。コンポーネントの有効化は、 [wiki:TracIni#components-section trac.ini] ファイルの `[components]` セクションに下記記述を追加するか、 "プラグイン" (英語版では "Plugins") 管理パネルから設定します。
     279{{{
     280tracopt.ticket.commit_updater.* = enabled
     281}}}
     282詳細な情報は "プラグイン" 管理パネルの `CommitTicketUpdater` コンポーネントにあるドキュメントを参照してください。
    181283
    182284== Tracを使用する == #UsingTrac
    183285
    184 一度 Trac サイトを稼働させれば、 Subversion のリポジトリをブラウズする、チケットを作成する、タイムラインを見るなどが可能になるはずです。
     286一度 Trac サイトを稼働させれば、チケットを作成したり、タイムラインを見たり、 (設定されていれば) バージョン管理のリポジトリを閲覧したりできるはずです。
    185287
    186288anonymous (ログインしていない) でアクセスするユーザは、デフォルトでほとんどの機能を使用することができますが、すべての機能を使用できるわけではないことに留意してください。すべての機能を使用するためには認証を構成して、認証されたユーザに対し [wiki:TracPermissions アクセス許可] を与える必要があるでしょう。
     
    191293
    192294----
    193 See also:  TracGuide, TracCgi, TracFastCgi, TracModPython, [wiki:TracModWSGI], TracUpgrade, TracPermissions
    194 
     295See also: [trac:TracInstallPlatforms TracInstallPlatforms], TracGuide, TracCgi, TracFastCgi, TracModPython, [wiki:TracModWSGI], TracUpgrade, TracPermissions