Changes between Version 3 and Version 4 of HowTo/VisualStudioWeb2013Tutorial


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Aug 30, 2014, 12:06:11 PM (10 years ago)
Author:
村山 俊之
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    v3 v4  
    6060次の画面に進みます。ここではテンプレートの選択や、単体テストの設定、認証の設定などを行います。
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    62 まず、「テンプレートの選択」にて、「MVC」を選択します。 ASP.NET での Web 開発で、 MVC テンプレートは割と最近に追加されたもので、 Visual Studio '''以外'''の方法で行われている一般的な Web 開発場面においてはよく使われるフレームワークの MVC アーキテクチャに似せた作りとなっています。
     62まず、「テンプレートの選択」にて、「MVC」を選択します。 MVC とは、プログラムを Model, View, Controller の 3つに分離した構造のことをいいます。
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    64 ちなみに、従来 Visual Studio を使った Web アプリ開発でよく用いられていたテンプレートに相当するのは、この画面で選択できる中では「Web Forms」がそれに該当します。豊富な Web 部品を WYSIWYG な専用エディタでペタペタ貼り付け、部品に応答ハンドラを設定してあげればアプリが出来上がるという手軽さは魅力ですが、 GUI 開発でのイベントドリブンモデルは Web サーバーアプリケーションにはあまりなじまず、かえって混乱を生む原因になっていましたし、クライアントスクリプトとの相性も良くない仕組みでした。
     64ちなみに、「Web Forms」というのがありますが、古くから ASP.NET を使って Web アプリ開発を行っている技術者であればこちらのほうが馴染み深いでしょう。 Web 部品を WYSIWYG な専用エディタでペタペタ貼り付けて画面作りができるお手軽さは良いのですが、昨今トレンドな Web アプリの開発には向かない要因が色々とあって、 Visual Studio を使わない Web アプリ開発技術者の多くに敬遠される要因にもなっていました。
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    66 ASP.NET MVC では、基本的には自力で HTML を記述することになります。 XHTML を主流にしようとしていた頃に比べれば、 HTML5 の標準化が進められている昨今は HTML 記述の敷居もだいぶ低くなったように思いますし、 ASP.NET が自動生成する HTML の要素 ID が予測困難なことなどに基づくクライアントスクリプトの記述の難しさも抑えられたことは、多くの Web 開発者に歓迎されている点でもあります。
     66「テンプレートの選択」で「MVC」を選択すると、その下の「以下にフォルダーおよびコア参照を追加:」の 3つあるチェックボックスのうち、「MVC」にチェックが付いたまま外せない状態になります。その両脇の「Web Forms」、「Web API」も選択することができますが、今回は使用しませんので、チェックは外したままにしましょう。
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     68その下、「単体テストの追加」にチェックを入れると、ビジネスロジックの単体テストを記述するためのプロジェクトをソリューションに追加することができます。これは実際の開発ではぜひ使用するべきですが、今回は扱わないのでチェックは外しておいて下さい。
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     70右側に行きましょう。認証の方法として、「個人ユーザー アカウント」と表示されています。これは、いわゆる Form 認証 (認証を行う Web ページを用意し、 Web アプリ内で認証をチェックするごく普通のやり方) を最初から実装してくれるというものです。今回は簡単のため、認証は使いませんので、設定を変えましょう。「設定の変更」ボタンをクリックして下さい。
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     72[[Image(fig-auth-setting.PNG, 640px, align=center)]]
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     74「認証なし」を選択して「OK」ボタンをクリックします。ちなみに、「組織アカウント」は Active Directory を用いた認証方式、「Windows 認証」はいわゆる Windows 認証を使う方法です。
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