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POP3 を IMAP4 に移行する
これまでメールの蓄積管理はローカルマシン (ThinkPad) 上の EdMax に任せていたが、以下の事由により、サーバーサイドでメールボックスを管理したくなった。
- 客先常駐の仕事でネットにはアクセスできるが ThinkPad は持ち込めない。しかし客先業務に直接関係しないメールのやりとりで、客先で割り当てられたメールアドレスを使いたくない (というより仲介業者の営業さんが使いたがらない)。
- そも ThinkPad は使い始めて早 5年、未だに XP だったり、サードパーティー製のバッテリーパックに換装していたりと年季が入っていて、メール保管用マシンとして使い続けるのはいささか危なっかしい、というよりそろそろリプレースしたいと思っている。
- そうでなくてもデスクトップマシンで直接メールを閲覧できない現状は何かと不便だし、このまま Windows をホスト OS として使い続けるとも限らないと思い始めている。などなど…。
一方で、メールボックスの管理をサーバーサイドに移行した場合、以下のような難点を抱えることにもなる。
- spam を放置するとサーバーのディスクスペースを圧迫するため、利用するアカウントについてはこまめにメールの整理をする必要がある。
- メールは平文で保存されるため、セキュリティ上のリスクがある。
- サーバーを移転する際にはメールボックスもアカウントごとにコピーする必要があり、若干面倒くさい。
- 社員を抱えることになった場合や窓口を増やした場合など、手作業ではまかないきれなくなった場合には、事故防止策含めて何らかの対策が必要かも…。
dovecot 設定
まず dovecot.conf にて、 protocol 変数を imap に変更。
$ sudo su - # vim /etc/dovecot/dovecot.conf protocols = imap
次に conf.d/10-master.conf を編集。
# vim /etc/dovecot/conf.d/10-master.conf # 以下、コメントアウトを外す。 service imap-login { inet_listener imap { # SSL/TLS だけを許容したいので、 imap は port を潰しておく。 #port = 143 port = 0 } inet_listener imaps { port = 993 ssl = yes } # 接続ごとにプロセスを生成する場合は1。規定値。 # 0にすると 1つのプロセスで全接続を受け付けるので高速になるが、 1 の方がセキュアらしい。 #service_count = 1 # 待ち受けプロセスをあらかじめいくつか起動させておきたい場合は値を設定する。 #process_min_avail = 0 # service_count = 0 にするのであれば増やした方がいいんだそうな。 #vsz_limit = 64M } # もはや POP3 は使わないので、以下はコメントアウト。 #service pop3-login { # inet_listener pop3 { # #port = 110 # port = 0 # } # inet_listener pop3s { # port = 995 # ssl = yes # } #}
Note:
See TracWiki
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