[[PageOutline]] = どんな言語? = Action Script 2 言語の大まかな特徴を以下に列挙します。 == 基本は !JavaScript と同じ == 言語仕様は基本的には !JavaScript に酷似しています。変数の使い方、演算子、関数の書き方、分岐やループなどの制御命令、無名関数や、それをクロージャとして使えるところまで、同じように書くことができます。 == 変数の型指定 == !JavaScript では変数自体に型を持たせることはできませんでしたが、 Action Script 2 では変数を宣言する際に、その変数に代入できる値の型を指定することができます。例えば、数値のみを代入できる変数を宣言するには、以下のように記述します。 {{{ #!js var hoge:Number; }}} このとき、変数 hoge に数値以外のものを代入するようなプログラムを書くと、コンパイルエラーになります。 {{{ #!js var hoge:Number; hoge = 10; // ok. hoge = "fuga"; // コンパイルエラー }}} 型指定は関数の引数や戻り値に対しても指定できます。例えば、 3つの数値を引数に取り、その平均を求める関数は、以下のように書くことができます。 {{{ #!js function calcAverage3(a:Number, b:Number, c:Number):Number { return (a + b + c) / 3; } }}} このとき、この関数に渡す引数の型が数値以外であったり、この関数の戻り値を代入する変数が Number 型ではなかったりすると、コンパイルエラーになります。 == Java ライクなオブジェクト指向 == !JavaScript がプロトタイプ型のオブジェクト指向言語であるのに対して、 Action Script 2 のオブジェクト指向モデルはやや Java に似たスタイルになっています。 例えば、会社の名簿に載せる人の情報を表すオブジェクト Human について、 !JavaScript では以下のように記述することになりますが、 {{{ #!js function Human(number, name, age, sex, section, role) { this.number = number; this.name = name; this.age = age; // ... } Human.prototype = { "getNumber": function() { return this.number; }, "getName": function() { return this.name; }, // ... }; }}} 同様のオブジェクトについて、 Action Script では以下のようにクラスとして記述することができます。