wiki:技術メモ/Boostセットアップ

Boost セットアップ

ダウンロード

上記いずれかのサイトよりダウンロードする。公式の場合は「DOWNLOADS」から、日本向けサイトの場合は「Getting Started」から。

バージョンは、1.40.0 を使用する1

インストール

Windows の場合

あらかじめ、 Visual C++ 2008 Express Edition がインストールされているものとして説明する。

  1. 公式サイトより、任意の形式の書庫ファイルをダウンロードし、解凍する。
  2. スタートメニューより、「すべてのプログラム」→「Microsoft C++ 2008 Express Edition」→「Visual Studio Tools」→「Visual Studio 2008 コマンド プロンプト」の順に辿り、選択する。
  3. コマンドプロンプトが表示されるので、この中で、 1 で書庫を解凍してできたディレクトリへ移動し、 bootstrap.bat を実行する。
    C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC>cd C:\download\dev-tool\boost\bo
    ost_1_39_0
    
    C:\download\dev-tool\boost\boost_1_39_0>bootstrap.bat
    
    • 1.34.1 では、 bootstrap.bat はまだ存在しない。その場合、以下の操作を行うこと。
      1. tools\jam\src ディレクトリへ移動し、 build.bat を実行する。
        C:\download\dev-tool\boost\boost_1_34_1>cd tools\jam\src
        
        C:\download\dev-tool\boost\boost_1_34_1\tools\jam\src>build.bat
        
      2. 生成される bin.ntx86 ディレクトリ下の bjam.exe を、 a で移動する前のディレクトリにコピーし、元のディレクトリへ移動する。
        C:\download\dev-tool\boost\boost_1_34_1\tools\jam\src>copy bin.ntx86\bjam.exe ..\..\..
        
        C:\download\dev-tool\boost\boost_1_34_1\tools\jam\src>cd ..\..\..
        
  4. bjam.exe というファイルが生成されるので、それをさらに実行する。
    C:\download\dev-tool\boost\boost_1_39_0>bjam
    

Ubuntu Linux の場合

aptitude を用いてインストールする。

$ sudo aptitude install libboost-dev

バージョン番号付きのパッケージも有るが (しかももっと新しい…)、当面はこのパッケージを指定する。また、バージョンもそのバージョンで統一する。

利用

Visual C++ からの利用

Visual Studio の IDE から利用する場合は、あらかじめオプション設定でインクルードディレクトリとライブラリディレクトリを指定しておく。手順は以下の通り。

  1. Visual C++ 2008 を起動する。
  2. 「ツール」→「オプション」メニューを選択し、オプションダイアログを表示する。
  3. 設定ツリーの「プロジェクトおよびソリューション」→「VC++ ディレクトリ」を選択する。
  4. 「ディレクトリを表示するプロジェクト」コンボボックスから「インクルード ファイル」を選択する。
  5. リストの空行を 2回クリックし、 boost をインストールしたディレクトリの絶対パス (ex: C:\libs\boost_1_39_0) を入力する。
  6. 「ディレクトリを表示するプロジェクト」コンボボックスから「ライブラリ ファイル」を選択する。
  7. リストの空行を 2回クリックし、 boost をインストールしたディレクトリ下の stage\lib ディレクトリへの絶対パス (ex: C:\libs\boost_1_39_0\stage\lib) を入力する。
  8. ダイアログの「OK」ボタンをクリックして、ダイアログを閉じる。

これで、プロジェクト側に特別な設定の追加は必要なくなる。

nmake を使用する場合など、 cl.exe コマンドを直接呼んで利用する場合は、環境変数を事前に設定しておくか、またはコマンドラインオプションにインクルードパスやライブラリパスを指定する。

環境変数を利用する場合は、 INCLUDE に boost インストールディレクトリの絶対パス、 LIB に stage\lib ディレクトリへの絶対パスをそれぞれ追加する。

C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 9.0\VC>cd C:\Developer\original\test

C:\Developer\original\test>set INCLUDE=C:\download\dev-tool\boost\boost_1_39_0;%
INCLUDE%

C:\Developer\original\test>set LIB=C:\download\dev-tool\boost\boost_1_39_0\stage
\lib;%LIB%

C:\Developer\original\test>cl /EHsc /MD test.cpp

コマンドラインオプションのみで解決する場合は、以下のような書式になる。

cl.exe /EHsc /MD /I(インクルードディレクトリへのパス) (ソースファイル) /link /LIBPATH:(ライブラリディレクトリへのパス)

サンプル:

C:\Developer\original\test>cl /EHsc /MD /IC:\download\dev-tool\boost\boost_1_39_
0 test.cpp /link /LIBPATH:C:\download\dev-tool\boost\boost_1_39_0\stage\lib

Ubuntu Linux における gcc からの利用

g++ コマンドにてコンパイルする。その際、使用するライブラリの名称を明示する必要がある。例えば Boost.Regex を利用している場合、以下のように -l オプションを指定する。

g++ test.cpp -lboost_regex

このとき -l オプションに指定する名称は、実際にインストールされているライブラリファイル (Ubuntu の場合、通常は /usr/lib にインストールされる) のファイル名が libhogefuga.a ならば、前置詞 lib と拡張子 .a を取り除いた「hogefuga」が指定すべき名称ということになる。


  1. 1. 開発途中で変更する場合有り。開発メンバーには都度アナウンスする。

Last modified 6 years ago Last modified on Sep 20, 2011 1:51:23 PM